3月29日(水)
観たかった映画「人生フルーツ」、
横浜ジャック&ベティで3/25から上映開始したので、行ってきました。
作品紹介はHPを見ていただくのが一番。
http://life-is-fruity.com/about/
畑で野菜、果物を作り、それから丁寧に作られたお料理、お菓子、ジャム、コンポート等々、、
ステキなウッドハウス、畑の野菜や花などに付けらた手作りのネームプレートには、
名前のほかにも一言書かれていたり、「おしゃれ!」って言っちゃいそうだけど、
そういう言葉で表現しちゃダメだな、って感じる、日々の暮らしが綴られています。
それと、修一さんのこと、
作品紹介に↓書かれていますが、この「経済優先の時代はそれを許さず」っていうところ。
かつて日本住宅公団のエースだった修一さんは、阿佐ヶ谷住宅や多摩平団地などの都市計画に携わってきました。
1960年代、風の通り道となる雑木林を残し、自然との共生を目指したニュータウンを計画。
けれど、経済優先の時代はそれを許さず、完成したのは理想とはほど遠い無機質な大規模団地。
修一さんは、それまでの仕事から距離を置き、自ら手がけたニュータウンに土地を買い、
家を建て、雑木林を育てはじめましたーー。
ワタクシゴトですが、2年前に辞めた会社時代、電気関連製品(映像関係)の設計をしていまして、
やはり時代を追うごとに、他社との競争が、コストコストになってきて、
試作にしたって、量産にしたって、地球の資源を使って、何社も同じもの作らなくてもいいんじゃないの?
って、思い始めたときがありました。
そんな風に考え方が変わってきて何年かして会社辞めて、今は畑やったり、食べることに関しても
丁寧、というか、材料を無駄にしないように、とか、出来るようになってきたかな、と思ってたとこで。
なので、修一さんが自分の計画したニュータウンが理想と、ほど遠かった時、どんなに無念だったろうか、
その心がカラカラになるような気持ちがちょっと想像できる気がします。
でも、それで50年前にこういう生活を始めたっていうのは、スゴイことです。
ワタシ生まれたばっかり、まだまだ高度経済成長期のころですよ。。
この方は生涯、「仕事」をちゃんとしてきた、え~~っと、、なんていうのか、、
自分がしてきた会社勤めとか、定年したらやらなくなる「仕事」ではなくて、
人が生きて行く中でやるべき「仕事」というか。。
90歳のときに相談を受けた精神病関連施設の設計、すぐに図面を書いて、報酬もいらないと。
共感したことに関して、こういう風に「仕事」できるっていうのは、
人生を豊かにするものとして持てたらスバラシイことですよね。
一生の仕事、、自分はまだ見つけてないな。。
口コミで評判がよいこととレディスデーだったからか、この日のジャック&ベティ、
見たことないくらい人いっぱいで、13時の会、45分前に着いて買ったチケット、整理番号97番でした。(驚)
これを観た人の8~9割はこういう生活、生き方したいな、って思うんでしょうね。
でも出来る人って1割もいないんだろうな~~。。
そういえばエンドロールを見て気づいたのが、この「人生フルーツ」、東海テレビ制作、
前に観た「ヤクザと憲法」も東海テレビ制作でした。やるなあ東海テレビ。
http://tokaidoc.com/
大岡川の桜は、この日まだほとんど蕾でした。