解説(映画.comより)
「血と骨」など映画の脚本家としても活躍する劇作家・演出家の鄭義信が長編映画初メガホンをとり、自身の人気戯曲「焼肉ドラゴン」を映画化。高度経済成長と大阪万博に沸く1970年代。関西のとある地方都市で小さな焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む夫婦・龍吉と英順は、静花、梨花、美花の3姉妹と長男・時生の6人暮らし。龍吉は戦争で故郷と左腕を奪われながらも常に明るく前向きに生きており、店内は静花の幼なじみの哲男ら常連客たちでいつも賑わっていた。強い絆で結ばれた彼らだったが、やがて時代の波が押し寄せ……。店主夫婦を「隻眼の虎」のキム・サンホと「母なる証明」のイ・ジョンウン、3姉妹を真木よう子、井上真央、桜庭ななみ、長女の幼なじみ・哲男を大泉洋がそれぞれ演じる。
自分も生まれている昭和44年の場面から始まる、在日の家族と、その周りに集う人たちの話。ザ・昭和。
泣いたり、と思えば笑ったり、っていう映画なんだけど、
大阪弁と韓国語とが入り混ざってるから、いいんだろうな。
大泉さんは、ザ・昭和な映画が似合います。
いつも娘や息子のために感情をむき出しにするお母さん、それを暖かく見守る冷静なお父さん、
韓国のお父さんとお母さんのイメージってこういう感じ。
そんなお父さんが、感情をあらわにするシーンがたまらなかったです。
「俺の左腕返せ、息子を返せ」って。
心がしみじみしたいとき観たい映画かな。じわっときます。
ラベル:ブルク13