予告でこれは!と絶対観ようと思っていたのですが、
アカデミー賞作品賞ってこともあって、シアターも混んでました。
実際にあった話がもとになっていて、黒人と白人の友情、という説明もあるけど、
ワタシ的には
白人側、元々は人種差別主義者でイタリア系トニーのいかにもイタリア人ぽい感じ
(すみません、個人的イメージだけど。)、
黒人側、生真面目でトニーへの指示も先生っぽいドクター・シャーリー、
その二人のロードムービーという感じで、音楽もいいし、テンポもよくて楽しめました。
もちろん、その南部でのツアーで発生する事件は黒人差別が基礎にあるからこそなのですが、
育ち、現在の生活レベルの違う二人が、その事件ごとに距離を縮めていく感じが描かれてるのかな、と。
あと、やっぱり出てくる食べ物映像が印象的。
トニーがとにかくよく食べる。
運転手になる前、お金に困ってホットドックの大食い対決、
車の中で運転しながらかぶりついて、食べたことがないからと嫌がるシャーリーにも無理やり勧める
ケンタッキー・フライド・チキン、
ホテルの部屋のベッドで大きなピザをそのまま半分に折ってかぶりつく、、
どれもめちゃめちゃ美味しそうなジャンクフード。
フライドチキンのところだったか、トニーが言った、自分のひい爺さん(だったかな?)が、
人生なんでも本気で、笑うときは思い切り笑う、食べるときはこれが人生最後の食事だと思って食べる、
自分はそうしてるっていう話がすごくよかったな。そうありたい。。
アカデミー賞作品賞については、人種差別を白人側からの目線で白人に向けて書かれてる、という
批判も出ているようですけどね。。
時間的にヒトリで観てきちゃったけど、ロードムービー好きな相方と、もう1回行ってもいいかな。