2019年05月25日

映画「岡本太郎と沖縄」

5月17日(金)


久しぶりのシネマ ジャックアンドベティで観てきました。
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岡本太郎が旅し、写した、膨大な数の当時の沖縄の写真、
そこに写っている人、風景を追ったドキュメンタリー映画です。
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今の沖縄でも、残っている祭りや文化には、古くの日本を感じるものが多い。
当時の沖縄はさらにそれが強かっただろう。
太郎さんも
「日本人とはなにか?自分自身とは何かの答えを求める旅」の一番最後にたどり着いたのが沖縄だったそう。

そして、映画の中でも大半を占める、このポスターの中心にいる久高ノロの話。
久高島の最高司祭主の一人で、滅多に笑顔を見せることのなかった、非常に厳しくて強い人だったらしい。
イザイホーという島の神事を取材したいという著名な民俗学者にも「神行事は見世物じゃない」と断ったという。

そのノロが太郎さんを受け入れたのがこの写真の表情だと、お孫さんが映画の中で語っています。


イザイホーは12年に1度行われていた神事、

久高島で生まれ育った三十歳以上の既婚女性がナンチュ(新たな神女)となるための就任儀礼。

基本的にその要件を満たす全ての女性がこの儀礼を通過する、ということでしたが、
過疎化が進んで、ナンチュになる女性の不在や、ノロのサポートの方がいられなかったり、
等等の理由で、1978年を最後に行われていないとのこと。
(詳細はウィキさまで。)
映画の中でもこのあたりの動画が流れますが、中止せざるを得ないことを哀しみ嘆く女性の姿が出てきて、
なんとも言えない気持ちになりました。

沖縄には神事が多くて、部外者は見ることができないもの、見られるけど撮影など禁止なものも多いです。
新城島豊年祭とか、石垣島の宮良地区のアカマタ・クロマタとか。
イザイホーもその1つだったんですよね。
あちこちで見られる御嶽も勝手に入っちゃいけないところもあるし。

見られる有名な祭事では、数年前に初めて行った竹富島の種子取祭(たなどぅい)など。
実際の祭は主に2日間だけど、何か月も前から島の行事は始まって、
島の人たちはそれを一つ一つ行っていきます。
毎年のことで大変だって聞くけど、だからこそ、続いて行ってるんですよね。

と、話がそれちゃいましたが、そういう沖縄に太郎さんが恋し、島の人も太郎さんを受け入れたのはなぜ?
を、太郎さんが写した膨大な数の当時の沖縄の写真と共に追ったドキュメンタリー映画でした。
太郎さんが写した、久高ノロの表情、まなざしに強烈に惹かれて、
元々興味あったけど、さらに沖縄の深い部分に興味がわきました。


映画の後は近くのタイ料理やさん「J’sStore」で。
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相方注文のCセット(ハーフサイズのソムタム、パッタイ、トムヤムクン)。

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ワタシはガパオライス。
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全部シェアしていただきました。ガパオ、辛くて美味い!
パッタイは甘くて美味い、だけどちょっと麺がくっついてたのが残念。
久しぶりのトムヤンクンも美味でした。


posted by suzukyon at 12:07| Comment(2) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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