終わってしまいました。TBS日曜劇場「運命の人」。
最終話は沖縄編。原作の4巻にあたる内容でした。

裁判に負け、九州の家も手放し、ボロボロになって沖縄で命を救われる弓成。
その沖縄で、現在も続く沖縄の苦しみを目の当たりにします。
悲惨な沖縄戦の記録。
アメリカ兵に犯されて死ぬならきれいなまま私を殺してくださいと母に頼む娘。
集団自決、そういう記憶を残しながら、
自分たちは生き残ってしまったという罪悪感で生きている人々。
アメリカーより、日本軍の方がひどかったさ、と語るおばあ。
基地があるために起きる問題も描かれていました。
中学校への軍用ヘリ墜落事件(実際には2004年、沖縄国際大学に落ちた事件でしたね)、
たちまち治外法権が出来上がり、沖縄の警察が立ち入れない状況。
また、この沖縄では1面トップになる事件が、内地の新聞では隅の方に小さくしか載らない、
そういう沖縄の疎外感。
逆に米兵による少女暴行事件(実際は1995年の事件)では、沖縄の新聞はその少女の今後を思いやり、
最小限の内容にとどめた記事になったが、内地から来たマスコミによって報道される。
どちらも記憶にある事件です。
そして、沖縄は日本でありながら、こういう差別を受けてきた、ということが
強く描かれています。
沖縄の中での基地賛成派、反対派の難しい部分も少し出てきます。
現在も無くならない基地の問題、沖縄戦での悲惨な話、
ドラマでここまではっきりと出したのってすごいですよね。

これまでこういう悲しい沖縄のことをあまり知らなかった人が、
たくさん見てくれてたらいいんだけどな。
そして、スジ家的にも、周りの沖縄民謡つながりメンバー的にも
興味のある弓成記者の弾く三線について、ですが、
内地にいるとき、記者としてバリバリやっていたころ、大和の三味線を弾いて長唄を、
そして、傷ついて沖縄に来て、沖縄の三線を、、というように登場します。
これって勝手な感想ですが、
弓形記者のその時々での心情をあらわすように、
大和の力強い三味線の音、沖縄の癒される三線の音、っていう対比のような感じがしましたっ。
ふう~。
重いドラマでしたがよいドラマだったと思います。
本題はここまでで。最終話、チェックポイントォ~~~!
海岸での三線シーン、誰??


松田弘一さんが弾いてました~。

こっちは気付いちゃった編。
沖縄の新聞社でのシーン、弓形さんの後ろのマガジンラックにオキナワグラフが入ってますが、、
綾乃ちゃん表紙のがあるやん?矢印のとこです~。右の写真が綾乃ちゃん表紙のオキナワグラフ。


この時代にはまだ出てない巻だよん。(笑)
知ってる人には分かっちゃうですよ~~!TBSさんっ!
そしてやはりここ。

弓成記者に会いにオキナワに来た由里子と並んで流木に座り、
三線を弾き、「伊良部トーガニ」を唄うシーン。

いい感じでしたね。空も海もきれいで。
オツカレサマでしたっ。
あ~~あ、終わっちゃった。(笑)
